なぜロゴの基本を知る必要があるのか
ロゴとは伝えたい思いを凝縮させたコミュニケーションツールといえます。
ロゴといっても企業の顔となるものや商品のブランドイメージを伝えるものまでさまざまな役割があります。
役割を判断し、効果を最大限に伝えるロゴを作るためにはしっかりと基本を知っておく必要があります。
ロゴの役割や種類をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
ロゴの歴史
ロゴの語源は、ギリシャ語の「ロゴテュポス=(λογότυπος)」とされています。
ロゴ=言葉、テュポス(タイプ)=活字から構成された言葉で「言葉が連なった活字」を意味します。
ロゴの始まりは 自分の所有を表すため 古代メソポタミアの円筒印章が始まりであるとされていて、硬貨・紋章として使われるようになります。その後、産業革命によってシンボルやアイコンと合わさった現代的なロゴの形となっていきます。
最近のロゴデザインはデジタル化のメディアの変化により、シンプル・単純化がトレンドとなっています。
ロゴのトレンドを知りたい方はこちらをチェックしてみてください。
ロゴのトレンド
日本では奈良・平安時代に各家を表すものとして家紋が使われ始めたのがロゴの始まりです。
日本のロゴの発祥と歴史
ロゴの定義
ロゴとは、シンボルマークとロゴタイプの総称のことを指します。
基本的にはシンボルマークは単独で使われることはなく、ロゴタイプと一緒に使われます。
しかし、ブランド認知が確立している場合にはシンボルマーク単独で使用されます。
・シンボルマーク
象徴した図形がメインで構成。コンセプトなどを印象的に伝えることができる。
・ロゴタイプ
ブランド名や社名など「デザインされた文字」のこと。認知度を高める効果
・タグライン
スローガンや商品を端的に説明するもの。
ロゴの役割
1,シンボルマーク
シンボルマークとは、企業の事業内容やコンセプト・などを簡潔的にそして象徴的に表現したマークのことです。
基本的にブランドを象徴するシンボルとして使われ、イメージを抽象化または様式化しシンプルにデザインされます。
言語を越えてイメージを伝える・イメージとして記憶に残りやすい・ブランドを直感的に伝える
の3点がシンボルマークの最大の特徴といえます。
また近年の流れとして、ブランド認知が十分にされた企業はシンボルマーク単独で使われることが増えてきています。
スマホがユーザーのメインの媒体になったことから、小さい画面で細かい装飾は確認がしづらいため、シンプルなシンボルマークのみが使われることが理由です。
2,ロゴタイプ
ロゴタイプとは、企業の名前をロゴ化したもので、文字を使ってより簡潔的にそして象徴的に表現した文字のことです。
以前は他に使われていないフォントやデザインで個性を表現していましたが、
近年では余計な装飾を廃し、全体的にシンプルにまとめ上げられサンセリフ体を用いたものが流行しています。
3,タグライン
ユーザーや顧客に、企業の理念やビジョンを伝える際に使われ、短い文で端的に分かりやすく説明しているのがタグラインの最大の特徴。
タグラインを用いることにより、端的にコンセプトをロゴと結び付けられる。一方である程度の大きさが必要な為、使える場所や場面が限られる。
このようにロゴにはそれぞれの役割があります。